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小頭症だけじゃない、ジカウイルスは神経系を侵すかもしれない [生活]

これまでの認識では、ジカウイルスの脅威は、
ジカ熱に感染した妊婦から、生まれた新生児が、
小頭症になるおそれがあるというものでした。

さらに、今度は、まひを引き起こす脊髄炎との関連が、
3月8日に発表されました。

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フランス専門家チームの報告によると、
カリブ海にあるグアドループ島で、急性脊髄炎と診断された15歳の少女の、
脳脊髄液、血液、尿などから高濃度のジカウイルスが検出されたそうです。

研究チームは、症例報告の中で、

最近まで、ジカ熱は人間に軽度の感染症を引き起こすと、
考えられていたが、実際はそうではなく、

「今回の急性脊髄炎患者の脳脊髄液中に、ジカウイルスが存在することは、
これが(中枢神経系を侵す)向神経性ウイルスである可能性があることを示唆している」

と記しました。



ジカウイルスと、新生児の先天異常である小頭症との、
生物学的な関連性を示す、初の証拠を発見したとする発表もされています。

研究によると、胎内での脳の発達に関与する主要細胞を、
ジカウイルスが攻撃し、破壊または無能化することが実験で確認されたそうです。

また、別の研究では、ジカウイルスが、
ギラン・バレー症候群の原因となる可能性があるともされています。


ただし、脊髄炎の症例は、今のところ今回のひとつだけであり、
ジカウイルスが、本当に脊髄炎の原因となっているかどうかを判断するには、
さらに研究を重ねる必要があると、研究チームは強調しています。

ジカウイルスに影響を受けるのは、妊婦だけではないこと、
そして、人によっては必ずしも軽症であるわけではない、ということだそうです。


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