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さよならシャープ、ホンハイの出資額約1000億円減で合意 [経済]

経営再建中のシャープを、買収するはずだった、
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業ですが、
出資条件の見直しもあり、予定が遅れていました。

ホンハイは、30日に取締役会を開き、シャープ買収を決議しました。
最終契約は、2016年4月2日に締結する予定だそうです。


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当初の案では、シャープはホンハイから、4890億円の出資を得る予定でしたが、
将来的に負債となる恐れがある債務が発覚し、協議が続いてしました。

最終的にホンハイの出資額は、当初より約1000億円少ない、
約3888億円となりました。
シャープも臨時取締役会で、この出資の減額などを受け入れたそうです。
これにより、ホンハイは議決権の66%を握る筆頭株主となります。

また、シャープは、返済期限が2016年3月末までの、
5100億円のシンジケートローン(協調融資)がありましたが、
返済期限を、同年4月30日まで延長することで融資元と合意したそうです。


国内の大手メーカーが、海外企業の傘下に入るのはこれが初めてです。
今後、同じようなケースが増えるかもしれません。

残念ながら、国内では、シャープブランドは地に落ちてしまいました。
今回の買収劇で、一応延命処置を施したことになりますが、
ホンハイが、このままのシャープを保持するとは思えません。

関係者の方、頑張って下さい。さよならシャープ。


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