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ジカ熱流行はデング熱対策の遺伝子組み換え蚊のせい? [生活]

「OX513A」を知っていますか?
デング熱対策に遺伝子組み換えされたオスの蚊です。

ジカ熱と、この遺伝子組み換えされた蚊との関係性を、
「theantimedia.org」が伝えました。


「OX513A」は、英国のオキシテック社が2002年に開発しました。

この蚊は、デング熱を媒介する蚊のひとつである、ネッタイシマカのオスで、
この蚊と交尾した野生のメスの蚊が産んだ幼虫は、遺伝子プログラムによって、
成虫になる前に死んでしまします。

「OX513A」(オスの蚊)も数日で死んでしまいます。

この仕組みによって、ネッタイシマカの生息数を減らして、
デング熱の流行を抑えるのだそうです。

「OX513A」は、これまで2009年~2010年にケイマン諸島で、
2011年に、マレーシアのパハン州及びムラカ(マラッカ)州で、
2011年~2012年に、ブラジルのバイーア州ジュアゼイロ市などで試験放出されました。

オキシテック社の報告では、ネッタイシマカの生息数が激減したそうです。


しかし、研究者のあいだでは、早くから「OX513A」の使用に対して懸念する声もありました。

遺伝学専門のリカルド・スタインブレカー博士は、
「遺伝子を組み替えても3~4%の蚊は何らかの形で生き残る。この生き残った蚊が生態系にどのような影響を及ぼすのか詳しい調査が必要である」
と指摘していました。


2015年に、オキシテック社がブラジル北東部に「OX513A」を放出しました。
報告では、デングウイルスを持つ蚊が95%以上減少したそうです。

しかし、この地域がジカ熱が蔓延した地域と重なるのだそうです。



zika-epicenter.png


この「OX513A」とジカ熱のあいだに、
因果関係があるのかどうかは、分かりません。

上記の話は、たんなる偶然かもしれませんし、
この地域が、特にネッタイシマカが繁殖しやすい環境なのかもしれません。

しかし、頭の隅に置いておいても損のない話なんではないでしょうか。

記事参考:http://theantimedia.org


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