７２時間の舞台、佐原商店のうどん自販機が撤去

ＮＨＫの人気番組「ドキュメント７２時間」で有名になった、
秋田港の近くにある佐原商店が、３月で閉店になるそうです。

佐原商店の前に設置してある、
昭和レトロなうどん・そばの自販機も
撤去されてしまします。

ＮＨＫの番組では、冬の時期に、
この自販機にやってくる人々を映したものでした。
この回は、視聴者投票で、昨年の「７２時間」の中で１位になりました。





「ドキュメント７２時間　秋田・真冬の自販機の前で」

わたしも、偶然にテレビでこの番組を観たことがありました。

以前は、地方の国道沿いによくあった無人のドライブイン。
そこでは、同タイプの自販機を、よく見かけたものでした。

寒空の下、佐原商店のうどん自販機に
ぬくもりを求めるように、
人々がやってきます。

それぞれが、人生の物語を背負い、
この場所に、個人的な想いを持ち込みます。

たんたんと進行する静かな番組でした。


昭和３３年創業の佐原商店。
今月、６０年近くの歴史に幕を下ろします。

自販機は、同タイプ自販機の製造が、すでに終了している為、
故障の度に中古品を探して、現在ので４代目。
４０年以上、地元の皆様に愛されてきたそうです。

昭和から平成へ。流れる時間。
自販機だからこそ与えてくれる静かな時間。

数々の思い出と共に、雪の中に消えていくようです。

追記

３月１６日、佐原商店のうどん自販機の引き取り先が、
約１５０メートル西側にある、道の駅「あきた港」に、
決まったそうです。

廃業がニュースになって以来、たくさんの人の存続を望む声が、
寄せられたそうですが、決まってよかったですね。

・・たかが自販機一台の話しが、ヤフーニュースのトップに載るなんて、
テレビ・メディアの影響力は、予想以上に大きいものだと思う、今日この頃です。

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タグ：７２時間 うどん自販機